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東京都市大学では独自の筒内噴射系を用いた点火燃焼方式PCC(Plume Ignition and Combustion Concept)エンジンの研究開発を行っている。PCCエンジンは圧縮行程後半に噴射する希薄燃焼方式でありながら、排出NOx 濃度を低く抑えられる特徴がある。本シンポジウムでは高圧縮比化に対する検討結果として、圧縮比20:1、空気過剰率(λ)3.5~4.5の希薄条件で図示熱効率52.4%を達成し、特にλ≃4.5でNOx 濃度を1桁に低減できたことが報告された(図1)。同時に報告された過給による高トルク化の可能性については、試験条件に最高筒内圧力や噴射圧力に制約があるように思われ、今後、試験装置の改良が期待される。